2015年05月08日

のやりとりもいつ

最近はここの門番にも慣れてきたからか、多少の融通を利かせてくれる。

「それなら・・・・・・開門。これがいいですね。冷やした赤です。温まらないうちに届けてあげてください」

 俺はゲートから冷蔵庫で保存してdermesあるワインを出した。

「ああ、ありがとう。持って行く前に私もちょっと味見してみようかな」

「どうぞどうぞ」

「うん、美味い。もうちょっと味見したくなるけど、あまり飲みすぎるとどやされるからね。持って行くとするよ。それは停めておいてくれて構わないよ」

「ありがとうございます」

 問題も解決したので久しぶりに依頼でも受けてみようか。



 護衛依頼を受けたくないと思っていたのがフラグだったのか、指名されてしまった。もうちょっと失敗しておくべきだったか。

「では、ユキトさん。今回はレイラさん康泰領隊とシャーロットさんもご一緒の指名です。頑張ってください」

「分かりました。リースさん」

 ここで断っても良かったんだが、別の町や村にも興味があったので受けることにした。

「あら、ユキトじゃない。久しぶりね。どう?ランクは上がった?」

「はい、おかげさまでEランクになりました。レイラさんの調子はどうですか?」

「んっふっふー。私はこの依頼を終えて試験を康泰領隊合格したらBになるの。それの関係もあってレッドクリフからは離れてたんだけど、おねーさんの顔が見れなくて寂しくなかった?」

「少し」

「そこはすごくって言っておきなさいよ」

 レイラとのやりとりもいつもの調子だ。

「ユキト、久しぶ・・・・・・レイラさん、レッドクリフに戻ってたんですか?」

「あら、シャーロットじゃない。久しぶり。どう?前衛は見つかった?」

「臨時でなら組んでくれる人が居るんですが、しっくり来るパーティが無いんです。そこのユキトは面白い話が聞けるし相性もいいけど、ユキトだけの火力で足りてしまうのであまり面白みが無いですし」

 顔見知りだったようだ。

「確かに面白みは必要よね。効率も大事だけど、冒険者なんだから刺激が無いと」

「お二人とも知り合いで?」


Posted by weixingi at 11:00│Comments(0)
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